サイドFIREに向けて、筋トレが大切だと思う理由
はじめに
筋トレとFIRE。一見すると関係がなさそうに思えますが、日々の暮らしを整え、将来の自分を支えるという意味では、実はとても深くつながっています。サイドFIREを目指すなかで、筋トレが暮らしの「土台」になると感じるようになりました。この記事では、その理由を丁寧に整理してみたいと思います。
1. 自由な時間を「健康な自分」で使うために
サイドFIREを実現すると、時間のゆとりが生まれます。ただし、その時間を本当に充実したものにするためには、健康であることが前提です。
不調の日は、何もできずに一日が終わってしまうこともありますし、気持ちも落ち込みやすくなります。
若いころのように一晩で風邪が治るというわけにもいかず、体調が整っている日がどれだけ貴重か、年々実感するようになりました。
2. 長く動ける身体を維持したい
自分にとって筋トレの目的は、見た目の変化や記録の更新ではありません。
「できるだけ長く、自分の足で動ける身体でいたい」というのが、一番の理由です。
下半身はそのための要です。特に、歩く動作に近い「ブルガリアンスクワット」は片足でバランスを取りながら鍛えられるため、歩行力の維持に適しています。
「カーフレイズ」もふくらはぎ(第2の心臓)を鍛える重要な種目で、血流改善や冷え対策にも役立ちます。
背中もまた大きな筋肉であり、「懸垂」で鍛えることで姿勢改善や肩こり・腰痛予防にも効果があります。
これらのトレーニングは、公園などでも取り組みやすく、特別なジム器具がなくても実践できます。
ただ、自分は基本的にすべて自宅でトレーニングしています。
トレーニングといっても、ずっと集中しているわけではなく、休憩中に読書をしたり、お皿を洗ったり、日常の合間に少しずつ組み込んでいます。
この「自分のペース」でできることが、自宅トレーニングの一番の魅力です。
もし「モチベーションが続かない」と感じる人であれば、ジムに通うことで強制力が働き、継続しやすくなるかもしれません。
どちらが良い悪いではなく、自分の性格や暮らし方に合う方法を選ぶのがいちばん大切です。
自分にとっては、完全に自宅トレーニングが合っていました。
3. 実感できる変化があるから、続けられる
筋トレを始めてから、10kmほど歩いてもほとんど疲れなくなりました。筋肉痛も出ません。
以前は翌日まで疲れが残ることもありましたが、今では気軽に歩ける距離が増えました。
また、身体をしっかり動かした日の方が、ゴロゴロと過ごすよりも体調が整っていると感じます。
こうした小さな変化が、続ける理由になります。
4. 継続することが「自分を保つ」手段になる
今では、筋トレは暮らしの一部です。休みの日に何もしないと落ち着かず、1週間も空くと「まずいな」と感じてしまいます。
3日に1回くらいのペースがちょうど良く、筋肉痛も起こらず体も軽く保てます。最低でも週に1回は動かしたい。できれば2〜3回が理想です。
そう思えるのは、「やらなきゃ」ではなく、「やっておきたい」と思えているからかもしれません。
5. FIRE後にやってみたいこと
サイドFIREを達成できたら、時間を使ってやってみたいことがあります。たとえば、片道30kmほどの「歩き旅」。
県をまたぐような距離でなくても、1日かけてゆっくり歩いて目的地に行く――そんな旅に憧れています。
筋トレの強度は落として、ヨガやストレッチなど、丁寧に身体を整える時間も増やしたいと思っています。
急がず、慌てず、暮らしと身体の調和を感じながら過ごしていきたい。そう思えるようになったのも、筋トレを続けてきたからかもしれません。
おわりに
筋トレは特別な人だけのものではありません。健康的な身体があれば、道具を使って効率よく鍛えることもできますし、目指す体型も人それぞれです。
大切なのは、自分の目的に合わせて無理なく続けること。
まずは一度やってみて、身体を動かしたあとの達成感を感じてみてほしいです。
その日を「ちゃんと過ごせた」と思えるだけで、きっとまたやりたくなります。
習慣になれば、食事や睡眠、生活そのものが整ってくる。
身体を整えることは、暮らしを整えること。筋トレは、自分の未来に贈る習慣かもしれません。
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